朝焼けは雨、夕焼けは晴れ


君のメロディーを聴いて一人泣いた朝焼け

さみしかった さみしかった

だから大声で歌った
迷子の子供のように
その声は歌というよりは音に近かったけど
それでも歌い続けた

小さくて大きな寂しい少女の音痴な声で

でもね 知ってた
さみしさも何もうめられないこと
あなたも何もひきとめられないこと
終わりまで歌えないこと 知ってた
だから寂しくて悲しくて
だから悔しくてどうしようもなくて

歌うしかなかった

それしか出来なかった


060805