長く伸び過ぎた爪が
手の平の真ん中に食い込む
夜は長く短く 私を捕まえては追い出した

鮮やかに広がる花の朝露
たった一つの黒に苛まされて生きる天使のなんて痛々しいこと
カセイソーダはいかが?なんて

冗談じゃない

神様論とか進化論とか
無意味っていう哲学に没頭しては何かを投げ打った
何かは覚えているけど思い出したくないから
何かは何かで
ただそれだけのこと

夏の青は元気
冬の青は爽やか
誰が決めたわけでもない
私が感じた
ただそれだけのこと

確かであるべきものは少ない
明日が晴れならば明後日はなんだ?


生きていることがこういうことならどこまでだって足掻いてあげる


070313