子供


慣れない背伸びをしたら
やっぱり失敗してしまって
それでも愛してくれるあなたたちが愛おしくて
余計に忘れなければと繰り返した
幼い故の過ち

憧れと過信について考えたあの頃
比べることなんて知らなかったのに
無意識に覚えて傷つけてた
ぶつかったその先にあるものを求めてたのか
ただ悲しんでたのかは知らないけれど

いつだって本当を求めて間違えて
終わりなんてあるのかと嘆いて泣いて
履き違えたものに意味を持たせないと生きていけない弱い生き物
それが僕らのすべてで範囲なのだと気付ければよかったのに


時は僕らに合わせて歩いてなどくれないから




ほら 僕ら
まだ何も知らない


070502