Distance


幸せな家庭を演じに行くのです
格差など気にしない振りをして
差別の目を向けられに行くのです
不幸を演じてしまうと 同情よりも恐らく
非難を浴びせられることになるのでしょうから
そんな事は分かっていて それを踏まえて
幸せな家庭を演じに行くのです

長い年月を生きてはおりません
限りある命の中のごく一部しか知り得ていません
それでも誇りを持って私を綴っています
つまらないプライドで自身を守っています

その生き方の正否はとやかく言われたくありません
今の愚かな人々に評されたくなどありません

ひとりで生きてきただなんて心にも思わない
だって常識的に考えて不可能でしょう
自分本位な人々なんて死ねばいい
間違いも認められないなんて生きてる価値が無い

でも私は神様ではありませんから
強制も押し付けもしません
ただ 思うだけ

幸せじゃないのに幸せだと言える偽善者です
愛してないのに愛してますと言える悪人です
でもそれで平和に生きられる世界を作ったのは
神様と呼ばれる何者かではないですか
私ではない誰かではないですか

何が悪いとか正しいとか もういいですよ
完璧も知らないで一体どう判断しようとしていたんだか
その思考回路に興味は持ちさえすれこそ
結末はほとほとどうでもいいです

本当にいい加減 煩過ぎるから


070611